日本の製造業は、
このままで持続できるのか。

この強い危機感こそが、KAMAMESHIを立ち上げた原点です。
私は大学時代、金型メーカーの社長と出会い、
日本のモノづくりに宿る誇りと奥深さを知りました。
その後、新日本製鐵(現・日本製鉄)に入社し、全国の製造現場を訪れる中で、
中小製造業が支えてきた技術力と現場力の凄さを目の当たりにしてきました。

しかし近年、その“現場の底力”を支えてきた構造が急速に崩れつつあります。
・老朽設備の増加
・予防保全の遅れ
・設備メーカーの高齢化と人手不足
・部品不足による突発停止

こうした複合的な課題によって、「設備が壊れても直せない」現場が増え、
生産停止が数億円規模の損失を生むケースすら見られます。
このままでは、日本の製造業の土台が崩れてしまう。
私はその現実を前に、危機感だけではなく“使命”を感じるようになりました。

KAMAMESHIのストーリーを象徴する写真
製造現場の様子

日本製鉄発、
前例のない起業を後押しした一言

2023年、私はKAMAMESHIを自己資金で起業しました。
当時、日本製鉄には新規事業制度がなく、社内出向による起業という前例もありません。
それでも私は諦めず、
代表取締役社長だった橋本会長兼CEOのもとへ直接出向き、構想をぶつけました。
会長から返ってきた言葉は、今でも強く記憶に残っています。

「この事業に意味があることは誰がみてもわかる。
検討するように指示するので、早くオープンにし準備を進めるように。」

KAMAMESHIの挑戦そのものに“社会的意義がある”と明確に示してくれた後押しであり、
揺るぎない支えとなりました。
このような背景から“企業の立場”ではなく“個人の覚悟”でリスクを負い、
出向起業という形でKAMAMESHIの挑戦をスタートさせることなります。

工場でのインタビュー風景の写真
製造施設の内部の写真

200社を歩き続けて見えた、本当の課題

設立以前から、私は3年間で200社以上、300名を超える現場の管理者・技術者にヒアリングを行いました。
その中で見えてきたのは、突発停止だけではない、もっと深い構造的な課題でした。

・欲しい部品が廃番で手に入らない
・設備や部品の情報が属人化している
・在庫管理や棚卸が、Excel・紙台帳で限界
・誰に相談していいのか分からない

現場には“声にならない課題”が確かに存在し、誰も横でつながっていないことが問題の本質でした。
そこで私は、製造業の企業同士を横でつなぎ、部品・在庫・技術人材をシェアできるエコシステムの構築を決意しました。

ワークショップ・現場の様子の写真

ゼロから仲間と走り、
1年半でプロダクトをリリース

経産省「始動」プログラムのシリコンバレー派遣への採択や、優秀賞の受賞を経て、
外の視点も得ながら、仲間と二人三脚でプロトタイプを構築。
現場企業の協力を得て改良を繰り返し、2024年4月月にサービスを正式リリースしました。

「KAMAMESHI」という名前には、
“同じ釜の飯を食う仲間=助け合うコミュニティ”という想いを込めています。
現在は、部品売買・EC・写真×QRの在庫管理・棚卸作業の効率化・
専門技術者による設備・部品の現場調査・保全人材の育成など、
保全課題をワンストップで解決する仕組みへ拡大しています。
既に150拠点以上で導入され、棚卸作業の工数が“8割削減”されるなど、
多くの現場で成果が生まれています。

プロダクト開発・チームの様子の写真
サービス・現場導入の様子の写真

人がつながり現場が強くなる。

その先に、日本製造業の未来がある。
現場に深く入り込むほど、私は確信を強めています。
日本の製造業の最大の強みは“人”である。
技術者一人ひとりの工夫と現場力が、日本の製造業を支えてきました。

だからこそ、企業同士が孤軍奮闘するのではなく、
横でつながり、リソースを補完し合うことで、まだまだ世界で戦えると信じています。
海外展開も進んでおり、ASEANを中心に多言語対応での展開を開始。
「設備保全の守り」だけでなく、
将来は世界中のアイデアを製造現場で形にする“攻めの仕組み”づくりにも挑戦していきます。

KAMAMESHIはまだ小さな組織です。
しかし、「日本の製造業を未来につなぎたい」という想いを持つ仲間が増えれば、必ず大きな力になります。
同じ釜の飯を食う仲間とともに、KAMAMESHIは、日本の製造業の未来を共に描いていきます。

チーム・製造現場の様子の写真

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